はじめに

グローバル化が進んだこの世の中では、日本では深刻な高齢化が進んでいます。
特に日本の若い方にとっては将来的な年金支給や生活費確保の問題は深刻です。
なぜなら、安定的に生活するための懸念材料が非常に多いと言えるからです。

しかし、海外に行けばまだまだ資金運用がしやすい国家も多いと言えます。
リスクをきちんと理解して運用すれば、痰長期的に資産を増やすことはそれほど難しいことではないのです。
ここでは、海外投資などについての基礎を簡単に説明して行きます。

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1.日本で預金を持つことによる安心感とその見えないリスク

バブル時代が終焉して20年以上が経った今では日本人の投資熱も冷めています。
それは、痛い過去の反省もあって回復したとはまず呼べない状況でしょう。

しかし、そのような金利が極めて低い日本の金融機関の中でも預金だけは多いのです。
それは、望みをせずに極めて堅実的な運用をすすめてきたのもこの20年における日本人の大きな特徴と言えます。

これは、ある意味海外に投資するよりも日本国内で目減りせずに確実に運用できるという安心感があったのでしょう。
そして、このことが日本人の国内での預金率の高さが日本経済を地味に支え続けて来たわけです。

その一方で、日本は累積国債発行額の高さや国内消費そのものの低迷も抱えています。
よって、日本国内に大事な資金を置いておくのは高いリスクになるという見方も資産家を中心に高まっているでしょう。

もちろん、金融システムがしっかりしている日本ではデフォルトが起きる可能性が極めて低いものです。
それでも、個人単位の資産運用と言う視点でしっかりと考慮する必要があります。

この場合、資源国や開発途上国などへ一部資金を移して利息を稼ぐことも、トータルで資産を維持する大きなセレクトの1つなのです。

2.成長性の高い新興国への投資で気を付けたいこと

日本の投資家において、手持ちの資金がそれほど多くない方いらっしゃいます。
彼らは、預金商品や一般投資を問わずに短期利益の見込める新興国向けを好む傾向にあります。

例えば、全人口の平均年齢が30歳以下と言うインドネシアを見てみましょう。
何と現地の銀行の預金金利は5%から7%台と極めて高くなっているのです。

インドネシアの場合は、まだ政情が安定しているアジア国家の1つです。
しかし、その他の東南アジア諸国の場合は軍事政権の影響や内乱などのリスクにて預金金利が非常に不安定なことも否めません。

このようなリスクを分散するためには、すべての資金を新興国へ投入することは止めてください。
可能であれば、日本国内に影響をわずかにコントロールできるほどの資金を残しておくことが求められるでしょう。

また、新興国はインフレ率も非常に高いことで知られています。定期的にハードカレンシー(日本円/米ドル)などに交換する工夫が必要となるのです。

3.現地企業を立てる際に注意すべき点

最近では日本における労働力の不足が著しいものです。これにより、海外の工場などに投資を行うことも大きなブームとなっています。
そして、一時期は多くの企業が中国などに大規模な工場やサービス拠点を設けました。いわゆる対中投資ブームが沸き起こったのです。

しかし、中国には金融システムの不透明さや撤退における明確な決まりが定められていません。
これにより、万が一の損失をカットするタイミングが非常に難しかったと言えます。

これは、現地企業を設立する際に撤退のシナリオは非常に重要になると言う事です。
あらかじめ、この点についてきちんと考えておかなければならなかった分けです。

ある他国の企業は。成長をする中国に本社機能までも移してしまいました。その結果、リーマンショック後に本国で営業できなくなった深刻なケースもあります。

近年、中国を離れて東南アジアなどへ生産拠点投資を行う傾向が高まっています。これにより、各投資先の親日性や過去の企業撤退におけるケースなどを十分にチェックした上で設備投資を行うべきでしょう。

また、新興国における工場投資に関しては一定のリスクがあります。
それは、現地政府の強引さで最低賃金が信じられない伸び率で毎年引き上げられることが発生するのです。

これにより、工場側が賃金管理でコントロールし難くなり、製造スタッフも他の工場への引き抜きに遭いやすくなるのです。
さらに、最終的に品質が急激に低下していくリスクも止めることができなくなります。

おわりに

日本のバブル崩壊に関して、損失を負った方が非常に多かった理由は何でしょうか?
それは、根拠のない投資とリスクをコントロールする方法が現在ほど発展していなかったからです。

現在ではインターネットが日本全国に広がりました。
これにより、海外投資に関するデータを使ってリスク分析する方法も充実しています。
海外投資においては、まさに現状チェックと将来分析のリピートによって利益が生み出されます。

常に背後に潜んでいるリスクを見通しながら利益を得て行きましょう。
それが、海外投資に求められる最も必要なスタンスなのです。