タイの青年識字率は98.1% 日本、シンガポールと並んで教育熱心な国
ごきげんいかがどすか?
京都の次にタイが大好き、京都丹後のハンナです。
最近ウチとこに、タイからの留学生がいらはりまして。
私は普段、お花の稽古をしているんですが、まぁタイからの生徒さんは大層マジメどすなぁ。
あんまり熱心やさかい、その生徒さんに話を聞いてみると、「将来は国に帰って、小学校の教員になる」言ってはりました。
えらい好青年どした。ウチの姪っ子にも、爪の垢を煎じて飲ませてあげたいくらい笑
この生徒さんのおかげで、タイの教育についてちょっと興味が湧いてきたので、今日はそれを取り上げますえ。
勉強不足なところがあっても、ご愛敬ということで勘弁しておくれなまし。
それでは、よろしおすか?
タイの教育システムは、日本とよく似ていますえ。
教育制度を見る上で、まずは学校の仕組みを見ていく必要がありますね。
調べてみると、タイの教育制度は日本とよくにています。
初等教育機関として初等学校(日本でいうところの小学校)、中等教育機関として前期中等学校(中学校)と後期中等学校(高等学校)、高等教育機関として大学が設置されています。
学校に通う期間は、初等学校6年間、前期中等学校3年間、後期中等学校3年間、原則として大学4年間の「6・3・3・4制」となっていて日本と変わりません。
原則として満6歳から満15歳までの9年間が義務教育で、ここも日本と同じ。
学期については2学期制で、前期が5月16日から10月10日まで、後期が11月1日から翌年3月15日までとなっています。
4,5月の休みが多いのは雨期だからでしょうか?それとも、農作業の期間?
ちょっと調べてみたけれど、分かりませんね。
知っている方がいらしたら、コメント欄に書いておくれやす。
そして、就学前教育にあたる幼稚園もあるらしく、
どこからどこまでも、日本と似ていますね。
就学前教育の在学率は、76.0%(2013年タイ教育省)で、ここからも親御さんの教育熱がうかがい知れます。
学費については、国立学校だと授業料は無償。
ただ、教科書・教材費・給食費、その他必要経費が徴収されることがあるそうどす。
学校に親が訪問できる機会は、年に2回程度とのこと。
そして、特徴的なのが制服!
教育省(日本の文部科学省)が各学校段階の制服を定めているものの、各学校が独自の制服を定めることもできるそうどす。
どおりで、バリエーションに富んだ制服が多いんですね。
そして、進学率ですがタイの高校への在学率は75.1%と、日本に比べると高くはないものの在学率は年々上昇傾向にあります。
タイでは、無試験で入学することができるランカムヘン大学(学生数約36万人)、スコータイ・タマティラート大学(学生数約16万人)という2つの公開大学が国民に対して広く高等教育の機会を提供しているそうです。
高校卒業資格を取るため働きながら学校に通う人も多く、国民の教育に対しての関心は高まり続けていますえ。
生涯学習に熱心なのも、これまた日本と同じ。
勉強熱心なのは、よろしおす♪
気になる現地学校への日本人の就学状況について
これから、タイに永住しようとしている方のために、現地学校への日本人の就学状況を調べてみました。
タイでは日本人学校や補習授業校があるせいか、日本人の保護者がその子女を現地の学校に就学させることはあまりないそうです。
ただ、タイ人と結婚してタイに永住している日本人の保護者の中には、その子女を現地の学校に就学させている人もいるとのこと。
たとえ外国人であっても、国立学校に就学させる場合には、授業料は無償とされていますえ。
ただ、副教材費、給食費、その他必要な経費を負担させられるのは、タイの子どもたちと一緒ですね。
外国人には就学義務はないため、どういった教育を受けさせるかは親次第といったところどすなぁ。
国立学校では、タイ語の能力を有しない外国人子女に対する言語特別指導は一般的には行われていないため、ちょっと授業についていくのが大変そう……。
でも、色々と教育の機会が与えられている点は、親御さんにとっては嬉しいでしょうね。
タイの大学進学率は51.37%!女性の進学率は、日本を凌ぐほど
タイの大学進学率は51.37%で、アジアでは日本の次に高いどすなぁ。
男性44.62%・女性58.24%、女性の進学率が高いのも特徴的。
日本女性の大学進学率58.23%を上回るほど。
女性の社会進出も日本以上に進み、フィリピンなどと共に、アジアでも有数の女性管理職の多い国となっています。
タイの大学では、学校によって卒業式を行う時期が大きく違うのが日本と異なるところ。
実はこれ、タイ王室の王族が全ての卒業式に出席し、卒業生一人一人に卒業証書を手渡すことが背景にあります。
タイ人にとっては人生最大のイベントといっても決して大げさではなく、家族や親しい友人を含め数十人が集まることも日常的なんです。
式当日は、制服の上にチュットクルイといわれるガウン状の衣装を羽織り出席するのが習わし。
この衣装は大学や学部によってデザインが違っていて、これだけで写真集ができちゃうほど、バリエーションが豊かです!
日本の卒業式とは違って、すごい力の入れようどすなぁ。
大学の卒業式はタイ人にとって、物凄く重要な儀式となるから、当然リハーサルも数回行われるとのこと。
でも卒業シーズンは、就職して働きはじめている人たちも多く、大卒社員が卒業式のために数日間のお休みを取ることはタイでは常識!?となっているくらい。
国をあげて、これだけ教育熱心だと、何だか微笑ましくも感じますね。
これからまだまだ伸び盛りのタイですから、引き続きハンナも追いかけていきたいと思います!
色々調べていたら、お腹が空いてきました笑
今日は、彦根の友人から頂いた鮒ずしでも食べよっと♪
ほな、ここでさいなら。
あんたはんも、明日もあんじょうおきばりやす。
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