鶏の旨みが絶品なタイ料理“カオマンガイ”!シャモ肉とジャスミン米のハーモニー♪食べ物から見る東南アジア丸わかりvol.002
スラマッパギ (おはようございます)!
カオマンガイ大好き親父、関東在住のYamagataです。
どれくらい好きかというと、40度くらいの高熱が出ても、お見舞いの品にカオマンガイを所望するほど大好きですね。
カオマンガイとは、ゆでた鶏と鶏のだし汁で炊いた鶏めしのことです。
コクのあるタレが醸し出す最高の味のバランスが、何ともたまりません!
気取ったお店で食べなくても、屋台でサクサクと食べられるところがいいですね。
作り方もそれほど難しくないので、自宅でも作ることはできますよ♪
それでは、不肖Yamagataがカオマンガイの魅力を余すところなくお伝えします!
カオマンガイのルーツは”海南島”にあり
タイで中華系の食堂を巡っていると、漢字で『海南鶏飯』(ハイナンジーファン)と書かれている看板が目に入ります。
いわゆるカオマンガイのことですねー。
海南鶏飯は、ゆで鶏とそのゆで汁で炊いた白米を共に皿へ盛り付けたマレーシアやシンガポール、タイなどの東南アジア周辺地域で一般的な料理のことです。
海南とは中国南部の海南島のことで、めぐり巡ってタイに渡ってきたという説が有力だそうですね。
日本語では「ハイナンチキンライス」、「海南風チキンライス」などと呼ばれています。
タイに行ったときには、ぜひ押さえておきたいゴハンですよ。
ただ、屋台でカオマンガイを置いているところを見分けるには、ちょっとしたコツがあります!
それは何かと言うと、身包み剥がされて吊るされた鶏』が吊るされているかどうかです。
屋台であれ、食堂であれ、カオマンガイを出している店には必ず身包み剥がされてゆでられて吊るされた鶏がいます。
タイの街をぶらぶらと歩いていると、一度は目にする日常的な光景です。
したがって、吊るされた鶏を目印に動けば、やがてカオマンガイにたどり着くということですね。
カオマンガイを出しているお店では、ゆで鶏の他にも揚げた鶏(ガイトー)を置いてあるところも多くありますよ。
カオマンガイかカオマンガイトーのどちらかを頼むか悩んでしまったときには、いっそどちらも頼むというのもアリです。
私はあれかこれか問われると、「あれも、これも」と言ってしまう性分です。
なので、カオマンガイもカオマンガイトーの両方を頼む男でございます笑
2種類の鶏と2種類のタレで楽しむカオマンガイ & ガイトーは、とても美味であり、私のささやかな楽しみでもあります。
よく考えてみると、カオマンガイは鶏を無駄にすることなく、うまみを全て使い尽くした素晴らしい料理です。
炊き立てのだし汁ご飯に、とろけるような柔らかな鶏の食感、うまみの凝縮したスープ……。
想像しただけで、口の中が唾液で一杯になってしまいます笑
あっさりした味のわりには、ちょっとカロリーは高めなカオマンガイ。
けれども、この美味しさの前ではダイエットには目をつぶりましょう。
ぜひ、お気に入りのお店を見つけてみてくださいね♪
実は家でも意外と作れる“カオマンガイ”!今夜の献立に悩んだときには、ぜひおススメです♪
タイでは、専門店や屋台で食べることができる庶民料理の代表格“カオマンガイ”!
香港の茶餐廳やマレーシア料理店などでも一般的です。
ただ、しょっちゅう現地に行けるわけではないので、いっそ自宅で作ってみるのも一つの方法です。
一見難しそうに思えますが、作ってみれば意外と簡単ですよ♪
鶏もも肉の皮目にフォークでランダムに穴をあけ、軽く塩コショウをしましょう。
2合のお米、酒、鶏がら出汁、ショウガ(チューブのものでいいです)を炊飯器に入れます。
2合の分量の水を入れ、鶏もも肉を皮目を下にして乗せ、あとは炊飯器のスイッチを押すだけ。
炊き上がったら、もも肉を取り出して、食べやすい大きさに切ります。
ご飯を盛り、切った肉、野菜を盛り付けます。
肝心のタレですが、私はオイスターソースと醤油を混ぜたものを使っています。
はい、もう出来上がりです。意外とかんたんでしょ笑
鶏肉のうま味がご飯につけられ、あっさりとした上品なうま味が何ともたまりません。
鶏肉の脂分がゼラチン状に固まった食感を楽しむ料理なので、調理後に冷蔵庫などで鶏肉をちょっと冷ますとさらに美味しいですよ。
カオマンガイはマレーシア、シンガポールではショッピングセンターのフードコートなどでは必ず見られることから、マレーシア名物あるいはシンガポール名物という紹介のされ方をすることもあります。
それぞれの土地で、独自の進化を遂げているのが面白いですねー。
タイやマレーシアでは宗教上の理由で、牛肉や豚肉をタブーとする人が多いのも、カオマンガイが親しまれる背景にあります。
といったことに思いを馳せていたら、もう平らげてしまいました……。
さて、また明日もカオマンガイだ笑
それでは、サンパイジュンパラギ(またお会いしましょう)!
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