今後日本は低出産、高齢化の時代を迎え、全体の人口も減っていくと予測されている。
お隣の国、韓国はどうだろうか。

韓国もまたそんな日本と同様に今後人口が持続的に減少していく傾向があるようだ。

一般的に、不動産の投資価値は、人口が減るにつれて下がると言われている。
しかし、果たして本当にそうであろうか。

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これは実は、森を見ながら木を見ていないということなのだ。

実は、国全体の人口が増加しようが減少しようがそのことは関係ない。
国全体の人口が減っていても、人口が増加している都市を探し、投資をすれば間違いない。

韓国の中でも、首都であるソウルとその近郊の京幾道の人口は、どんなに国全体の人口が減っていったとしても減らないどころか、逆に増えている。
そしてこの二つの地域に限らず、他の一部の地方都市についても同じことがいえる。

春川市の例

たとえば、江原道の春川市をみてみることにしよう。
ソウル春川高速道路が2009年7月に開通になったことに伴い、ソウル~春川は車で1時間台で移動が可能になった。
春川には自然がたくさん残っており、清平湖の湖畔には元大統領や韓流スターなど有名人たちの別荘も多い。
高速道路の開通にはじまり、その後にはその他の外郭道路の開通や高層アパート群の建築などの影響により、
春川の土地は昨年(2015年)に比べて3%台の上昇を見せた。
ちなみに、同じ時期の全国の土地平均上昇率は2.4%であった。

ソウルの近況と未来

都市部のソウルは、労働、結婚、その他様々な目的でアジア圏を中心に多くの外国人たちが移住してきている。
徐々に国際都市として発展をしており、人気が高い。
そのため、例外的に人口が増加している。

さらに、ソウル近辺は人口が爆発的に増える要素がある。
ご存知のとおり、韓国は現在、北朝鮮と韓国が38度線で南北に分断されている。
以前は緊迫していた南北間で、徐々に交流が増えてきた。
もし、将来的に、南北統一が成立すれば、北朝鮮の人たちは、ソウルかその近郊の京幾道の都市に移り住むことになる。
ソウルには、人口も多いために就職口もたくさんあるからだ。
韓国はかつて1970年~80年代にかけて農村の人たちが、ソウルやその近郊の都市に移ってきたものだったが、そのときと同じような現象が起きることが予見される。

土地の価値は、人がどこに集まっているのか、そして人がどのように働くのかというのが重要だ。
受験生の数が全体的に減っても韓国の中でソウル大学や名門の私立大学に入るのは、20年前よりずっと難しくなっている。そうした名門大学を卒業し、高額の年俸をもらえる職場の周辺の地域は、国全体の人口自体は落ち込んでいても、経済の中心地となるため不動産の価格は下落しない。
不動産価値は人口に比例するように見えるが、例外があることを忘れてはいけない。

韓国の高い潜在能力

国全体で見てみると、韓国は高いポテンシャルを秘めているといえる。
かつて、2004年に北アイルランドのオルスター大学のリチャードリン教授とフインランドのヘルシンキー大学のタトーバンハネット教授が発表した世界の平均IQ指数が高い国の順位をみてみると、
1位がなんと韓国であり、2位は北朝鮮だという。
現代は、知識社会であり、資源がたくさんある国より知識を豊富に持っている国が発展していく。

韓国が強い国となれば、それにともなって韓国の不動産の価格も価値も上がっていく。
私はこの20年のうちに、韓国は世界経済大国5位圏の中に入ってくるのではないかとみている。
韓国の技術と資本、そして北朝鮮の安くて水準の高い生産力が合わされば、世界経済大国5位圏の中に入ることはけっして不可能ではない。
そうなったときには、韓国の地価はすでに手の届かない膨大な価格に上がってしまうかもしれない。