不動産購入は、投資用にするか、実際に自分で住む不動産とするかでは、選ぶ基準がまったく違います。
不動産購入の際の住宅ローンの利用や、居住用不動産の税金の控除を考えながら、
賢く自分にぴったりの「身の丈にあった」住宅選びの方法を、アメリカで購入する場合で考えてみましょう。

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不動産購入のマネープランや住まい計画を明確に

アメリカで住宅ローン(モーゲージ)を借りるのには、まずはクレジットヒストリーという、個人の信用情報の照会が欠かせません。
このクレジットヒストリーがいいと、金利も低くなり、有利な条件での住宅ローンを借りることができます。

ローンの申請をして、金融機関から、プレ・アプルーバルレターを発行してもらうと信用が高まり、交渉が有利となります。

不動産ローンをアメリカで組むとき、ローンの元金と利子で構成されているのがPIのMortgageで、
元金と利子、不動産税と住宅保険が全部入ったのがPITIです。
どちらかを選ぶことになります。

また、家を買ってから、その家にとどまる期間が長いほど、住宅に関係する費用を減らすことができます。
各種手数料、また引越し費用など、数年で引越していたら、その度に費用かかってしまい、トータルコストとしては大きなことに。
もちろん、物件の上昇率が高ければ、売って利益を得ることも可能ですが、売るタイミングを見極めるのは、プロでも難しいです。

自宅として住む物件なら、物件を購入する際の住宅ローンの金利分、また固定資産税も、控除対象となります。

おもに住居用として使用していた不動産を売却した場合には、キャピタルゲイン税が控除されます。
夫婦合算で50万ドルですから、結構大きいです。
過去5年以内、2年以上居住していた場合に適用となります。

日本のように頭金を多くすればその後の返済が楽という考え方は一般的ではなく、平均的には20パーセントくらいの頭金の支払いをして、あとは、ほかの投資や運用に回す人が多いでです。
むしろ家のリペアやメンテナンスのためにセーブしておきましょう。

一般に年収の35パーセント以上を住宅ローン(モーゲジ)や車のローン、クレジットカードのトータル額に費やさない。
それが、無理のない支払い計画です。

家にかかるコストをしっかり試算する

家を購入することは、毎週末、ホームセンターに行く生活の始まりかもしれません。
アメリカでは築年数が古い物件も数多く、常に物件の修理が必要となります。
今日は屋根が壊れた、明日は水漏れがするなど、メンテナンスに時間もお金もかかります。

庭の芝刈りやスプリンクラーの整備、植物の手入れもしないと庭は荒れ放題。家の購入のときに土台をしっかりチェックしないと、根本的に基礎から修理しなければいけないことも。
昔の設備をそのまま使っている(排水管やダクト、電気の配線)場合、最新式のインフラシステムが使えない場合もあります。

コンドミニアム、日本でいうマンションを購入しても、メンテナンスやアソシエーションフィー等がなどがかかってくるので、
一戸建て以外でもこの維持費の試算が大事です。

そのほか、固定資産税や保険などの支払いも定期的にあります。
だいたい月にどれくらいかかるのか、年レベルで計算もして、収入と支出とのバランスを考えましょう。

住居用不動産か投資用か、エージェントを分けてベストな人選をする

住居用ではニーズは様々です。
例えば子供がいれば子供の生活環境や治安の良さが選ぶポイントになります。

ただ、投資用なら、不動産価格の上昇率や、需要や人気のあるエリアなどを選ぶことになります。
このように、こちらのニーズをきちんと察知し、的確な物件を探してくれるエージェントの存在は大きいのです。

だいたい居住用物件と投資用物件を扱っている不動産エージェントは全くタイプが違います。

それぞれの目的にあった物件を紹介してくれるエージェント、なによりもこちらの意思をきちんと汲み取ってくれる優秀なエージェントを知っていることは物件探しの上で大きな力となります。

物件を探しには、プライスレンジを考えて自分が支払える物件を探します。
プライスリミットを設け、無理なローンは組まないことです。
無理なローンは、生活を苦しくする元です。
また維持費や経費が予想以上にかかることをあらかじめ想定しておきます。
多少余裕があるくらいでちょうどいいのです。

不動産物件は、住居用なら、家族が満足できるものを第一に、
投資用ならターゲット層にアピールできるフロアプランになっている、また条件にあった環境にあるかどうかをしっかりチェックして、
ベストな不動産物件を探しましょう。もちろん、下見は欠かせません。

海外の投資家ですと、物件の下見もしまいまま、フロアプランや地区の写真だけで決めてしまう人もいるようです。
即日即決はアメリカや海外不動産売買では大事なことですが、大きなローンを組むことを考えたら、やはりある程度は比較や検討の時間や、費用試算、キャッシュフロー計算の時間が必要ではないでしょうか。

目的がはっかりしている投資物件なら、ターゲット層をはっきりし、それによって内装を変えたり、リフォームしたりして、物件の価値を上げることもできます。

目的にあった不動産探しは、きちんとした返済計画と費用見積もり、優秀なエージェント探しにかかっているのです。

あとは自分の購入への目的設定でしょうか。
収入を含めて、自分をよく知ることが大切です。