日本は、これから人口が減少します。その前兆のようにすでに首都圏でも、中古マンション物件、とくにワンルームマンション等は、空室率が高くなってきているようです。

賃貸でコンスタントに賃料を得るため、もしくは価値が上昇した際に売却するために購入した不動産。しかし、マンション投資も、計算どおりに進まない例が目立ちます。

それならばと、海外に目を向けるのは当然のことです。

日本以外で、経済が発展し、人口が増え、住宅需要がうなぎのぼりの国を探せばいいのです。

発展途上国は、やはり税制や社会システム等、まだまだ不安定な面があり、先が読めない部分があります。それならアメリカで不動産物件探しはいかがでしょうか。

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アメリカ不動産を購入して価値を高める

2011年に、一時は75円ほどまでになった対ドル円も、最近は120円前後まで持ち直してきており、海外物件を購入するには、すこし割高感があります。

しかしながら、不動産投資は需要があってこそ。アメリカは最近経済が持ち直してきており、不動産需要が高まってきています。

また、アメリカ人は投資用に物件を購入したら、売り手に対して魅力的に見せるためにかなり努力をします。

不動産は価値を高めて売るのが当たり前だからです。

アメリカ人は購入した物件を、自らリノベーションやリモデル、つまりリフォームや模様替えをして、その建物の価値を高めて売るようなことをします。

日本人のように、新築にこだわることはなく、何度もリフォームや改修を繰り返しながら価値をアップしていきます。その時代にあった内装や、人が好むようなスタイルに仕上げるのです。

いまでも昔の大富豪やハリウッド女優が住んでいた邸宅が売りに出されることがありますが、そういった邸宅は、その歴史やストーリーも混みで高値がつくのです。

現代の生活に合うよう、内装は最新式になっていて、価値はちっとも衰えません。

その土地や建物の不動産の価値を見る目は、その国の価値観や生活スタイルをよく研究しなければなりません。もちろん、その時代のトレンドもです。

アメリカ不動産のタックスメリット

アメリカ不動産を購入するときに一番強調されるのが、タックスメリットです。

中古物件が市場の8割ほどになるアメリカですが、購入したときから、その不動産の築年数に関係なく、減価償却を居住用物件で27.5年、商業用物件で39年とることができます。

また、アメリカでは、建物の評価が高く、だいたい8割くらいの割合で評価され、土地評価が2、3割になります。そのため、建物の評価が高い分、高い減価償却控除が期待できます。

その上、管理費、修繕費、旅費、ローンの金利なども諸経費として計上できるので、税金上のメリットも大きくなります。だいたい不動産を購入して数年は赤字になるものですが、その赤字分を、損益通算、つまり日本国内での給与所得からマイナスできます。

物件の購入、そしてリフォームのためにローンを借りても、それだけメリットの多いのがアメリカの不動産投資です。

将来への投資であるだけでなく、日本での節税対策を同時にすることができます。

物件を見る目を持とう

たしかに専門家ではない投資家に、物件の良し悪しを見抜くのは難しいものです。

アメリカ不動産購入にはメリットがあるとしても、その美点を活かしきれなければ意味がありません。

また実際に、自分が良い物件だと思っても、将来的に需要がなければ、放置されるリゾートマンションと同じ道を辿ります。

そのため、アメリカでは、海外投資家にありがちなバケーションレンタルや、リゾートマンションを売却目的で購入というスタイルは避けたほうがいいでしょう。

すでにアメリカでも、リゾート地の不動産バブルははじけつつあります。

本当の狙い目物件とは?

できれば大都市の街中、もしくは都市の郊外、通勤圏内の物件などが狙い目です。

いままでは、インナーシティといって、大都市部近くと郊外の間には、荒れた土地、治安が悪い場所が多く存在していました。

しかしながら、いまではニューヨークなどを中心に、それらのインナーシティの土地の再開発が進み、どんどん街が整備され、リッチな高層コンドミニアムなども建てられています。

ジェネレーションYと呼ばれる1975年から1989年までに生まれた人がいまのアメリカの不動産のメインターゲットですが、これからは、ミレニアル世代と呼ばれる、1980年代から、2000年初頭に生まれた人が台頭してきます。

これらの世代は、都市へのアクセスもよく、近代的で、しかもエコフレンドリーな物件に魅力を感じる傾向があります。

また、社会奉仕、ボランティア、環境問題などにも敏感な世代なので、コミュニティを大事にし、ミニガーデンや自家菜園などを作れるベランダやパティオ、庭を求める人も多いそうです。

そんな、いまのメイン購買層の好みや傾向を知るのも、投資家としては大事なようです。

もちろん一握りのお金持ちやお金の有り余る年配、リタイア世代は、いまでもフロリダやハワイのリゾートマンションの物件を探しているかもしれません。

しかしながら、もうありきたりなリゾート開発物件は作られ、売られすぎていて、食傷気味なのも事実です。

投資物件だからこそ細かいところまで見て、将来売却できる、または利益を出してくれる物件かどうか、きちんと自分の目で見て判断することが大切です。また、トレンドリサーチも怠らずに。

不動産仲介業に任せっきりで、仲介料だけ儲けさせているようでは、海外不動産投資で成功することは、決してできませんよ。