「知るほどによく見える」とはよく言ったものだ。
裏を返せば、知らなければよく見えないということだ。
人というのはよく知らないことに対しては否定的に考える傾向がある。
投資に対してもそのことがいえる。投資に関してよく知らない人に限って、
「投資は必ず損をするものだ」
という偏見をもっている場合がある。
そこで今回は、投資に対するありがちな誤解について考察してゆきたい。

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1. 投資は賭博と同じで危険なもの??

確かに投資にはリスクはある。
投資して必ず儲かるという保証はない。
しかし、投資は賭博とは違い、知識と技術あれば安定的に収益をあげることができる。
賭博のように、運で勝負するわけではない。

言ってみれば投資とは包丁のようなものだ。
プロの料理人が包丁を持てばおいしい料理ができるが、殺人鬼が包丁を持てば凶器となってしまう。
要は包丁も使いようなのだ。

投資もそれと同じだ。
知識と技術があれば、投資は人生を豊かにしてくれるありがたい道具になるが、一方で、むやみに投資をしても損をするだけである。
運に頼っているだけでは、賭博と変わらない。

賭博と違うのは、投資はリスク管理が出来るということだ。
ポートフォリオの見直しやバリュエーションによって、リスクを小さくする方法がある。
市場や相場の動きから、最適な組み合わせを考えを考えることで、いかに運の要素を排除できるかがポイントとなる。

したがって投資というものは、いかにリスクをコントロールするかが腕の見せどころであり、賭博や宝くじのような「賭け事」ではけっしてないといえよう。

2.長期投資なら絶対安心??

「長期投資なら必ず利益が出る」と、株の世界では言われている。
長期投資は時間はかかるが、投資した分野の市場の拡大を待つことが出来る。
資本主義の考え方からいえば、市場は常に拡大し続けるので、利益がでるということだ。
しかし、実際は、投資をしてとにかく寝かせておけば儲かるほど甘くはないのが現実だ。
成長する市場もあれば、衰退する市場もある。
当然、成長性の高い分野を選ばなければいけない。
長期的に投資をするには、最初に正しい方向性を決められるかどうかがポイントとなる。

3.投資で稼いだお金は不労所得??

投資は不労所得、つまり働かずとも楽にお金が入ってくるもの、と考えている人がいる。
たしかに、ある対象に投資をすれば自動的に収入が入ってくるものと見えないことはない。
結果からいえば、投資の収益は不労所得とはいえない。
なぜなら投資をするためには知識の獲得など、ある程度の勉強量が必要だからだ。

継続した情報収集などの絶え間ない努力が必要だ。
成功をおさめている投資家は、毎日継続して投資に関する勉強をし、勉強に費やす時間を惜しまない。
その成果が投資対象への判断へつながっている。
投資についてもやはりそれなりの労力が必要なのである。

まとめ

投資に関するいくつかの誤解について考察してきたが 、投資というものはけっして一朝一夕にできるものではない。投資についての勉強を何もせずにたまたま利益を得たとしても、その利益はいつのまにかすぐに消えてしまう。
しかし、地道にこつこつと相場の情報を集め、投資に関して得た知識こそが財産になる。
投資の世界はなかなか奥深い。
だから、面白いのだ。