タイは、日本人にとって観光に、また長期滞在するにも都合が良い国です。

一番魅力的なところは、やはりその物価の安さです。
タイ料理なども安くて美味しく、とくに日本人の口に合うのでしょう。

観光立国だけに、ホスピタリティも素晴らしいです。
観光でやってきて、そのまま居ついてしまう人は、日本人だけではなく外国人でも多いようです。

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ただ、最近、タイの一つの魅力であった、ビザランができなくなっている現状があります。

タイでは、ビザなしで1回30日まで、その後希望があれば30日延長、
最大1年で90日まで滞在できるルールがあります。
しかし、これももとの6ヶ月90日ルールより厳しくなっています。

また、年間を通して出入国を陸空路4回までは認めるものの(片道換算、つまり往復2回で4回計算)、実質上、2014年から陸路ビザラン30日入国が厳格化しました。

ビザランは、陸路からタイに入国する際に設けられる制度です。
このビザランを使って、陸路から何度もタイに入出国し、滞在を引き延ばすケースが多かったのです。

これからは、陸路でのタイ入国は1回まで、というボーダーも出てきました。

陸路からの入出国だけではなく、空路での入出国も厳格化し、入国に関してはケースバイケース、すべてそれぞれの場所の移民局担当官の判断に任されることになりました。

状況によって、入国できたり、拒否されたり、といったことがあるようです。

この不透明さをなくすため、ビジネスで渡航する人は、観光ビザの取得をしている人も増えています。

タイにビザなしで出入りして、滞在してきた人には厳しい状況となっています。

タイは、お金がなくても長期滞在できる国として若者にも人気がありました。
これからはタイでの自由気ままな暮らしも、限定されることになりそうです。

タイの不動産投資について

タイの不動産はなによりもその安さが魅力です。
パタヤなどの観光地でも日本円で1,500,000Bahtくらい、日本円で530万ほど(1タイバーツ=3.55円)の物件があります。

リゾート用として、またバケーション以外の時期は賃貸用として現地の人に貸すというスタイルが浸透しています。
経済発展によって都市部に住む、タイの中間層の人も不動産の物色をはじめています。

そのため、タイの不動産市場は、リゾート地を中心に、当分活気があるとみていいと思います。

ただし、不動産取引が活況になっているときには、いつもバブルの懸念があります。
最高値で購入し、その後価値が下がるばかりでは、投資物件としては失敗です。
あまり大きな利回りを宣伝する業者に注意しましょう。

長期的には、だいたい6から8パーセントくらいの利回りが妥当でしょう。
10パーセントならかなりいい方です。
投資物件の吟味は慎重にしましょう。

また、2015年の1月からタイでは新税制がスタートしました。
これもこれからタイでの不動産投資を考える人には大事なニュースです。

所得税の免税額が、150,000Bahtから、300,000Bahtに引き上げられました。
そのため、不動産から利益が出ても、300,000Bahtまでは免税となります。

タイには、固定資産税が無いのが大きなポイントです。
しかし、現在、評価額の0.1パーセントを固定資産税として納めることが議論されており、2015年8月にその結果が出ることになっています。

タイのリタイアメントビザ取得とその展望について

タイのリタイアメントビザは比較的取得しやすいと言われていました。
50歳以上という規定はあるものの、1年ごとの滞在で、タイに800,000Baht(1タイバーツ=3.55円)、
日本円で約284万円をタイ国内の銀行に預金し、月々の収入が65,000Bahtあれば取得できます。

タイでは、クレジットカードの保険や、国民健康保険の海外療養費支給制度が使えます。
その点でも恵まれています。

ただし、タイの永住権はよりハードルが高くなり、2年間分の所得申告、1年あたり100,000Baht以上の納税、1ヶ月80,000Baht以上の収入があり、また、労働許可証を3年以上持ち、3年間税金を納めるなどの証明があれば、永住権の申請の権利を得ます。

タイ人が配偶者の場合、1ヶ月の収入が30,000Baht以上でも申請できます。この申請は、毎年各国100人までになります。また、日常会話レベルのタイ語も必要となり、外国人には難しい条件が揃っています。

リタイアビザの金額レベルとしては、他の東南アジア諸国よりもずっとハードルが低いタイです。
しかし、ここでもやはり永住権を取得するのはなかなか難しそうです。

また、リタイアメントビザの金額基準が低いものの、実質1年の許可です。

そのビザを継続して持ち続けるのには、やはり一定の定期収入が不可欠ですから、確実に預金を維持できるような生活、また年金等の収入源がないと不可能だということがわかります。

また、不動産価格やビザ取得に必要な預金金額は当然、タイバーツ計算のため、為替リスクもあります。
タイへの不動産、移住計画は常に最新情報を取得し、慎重に判断しましょう。